365日映画らいふ

洋画を中心に映画レビューを書いていきます

リリーのすべてのレビュー

 

はろー!

 

最近までファンタスティックビーストが話題になってましたね!

 

あの大ヒット超大作、ハリーポッターのスピンオフ作品です。

ハリーポッター大ファンの私としてはめちゃくちゃ気になる作品なのですが、

観る機会を逃してしまいました…

最近映画館行ってないなぁ。




まぁそれはさておき

この作品の主人公ニュートスキャマンダーを演じる英国男優エディ・レッドメインが本日紹介する映画の主役です。

ジャンルはドラマ、伝記

タイトルはリリーのすべてです

 

〜あらすじ〜

物語は、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの話しを元に作られている。

舞台は1926年、デンマーク

画家であるゲルタ(アリシア・ヴィキャンデル)はおなじく画家である夫アイナー(エディ・レッドメイン)と過ごしていた。

ゲルダは女性の肖像画を描くために、アイナーを度々モデルとしていた。

ある日ゲルダは女装させたアイナーをリリーと名付け、パーティーに連れ出す。

もともと、女性の服を着ることなどに興味があったアイナーだが

実はこの出来事が、彼の女性的な一面を引き出すきっかけになる

その日からリリーとして女装することしか考えられなくなったアイナーにゲルダは絶望する

しかし愛する夫であるアイナーをなんとか理解しようとし、彼を助ける手段を模索するゲルダだったが…



〜感想〜

今の時代、ゲイであることをカミングアウトするのは当たり前になってきましたよね

しかし主人公であるアイナーが生きた1920年代はそのような人たちへの理解がなく、差別もひどかったと思います。

まぁアイナーの場合は性同一性障害ですかね。


しかし私、リリーこと、アイナーに感情移入ができませんでした。

なぜならとっても自分勝手だからです。

女として生活することを始めた途端、ゲルダのことは考えず、ただ自分のやりたいことを優先します。

妻であるゲルダは悲しいですよね。

ずっと愛していた夫が突然女として生活し始め、夫婦として愛を育むこともできない

この時のアリシア・ヴィキャンデルの演技が素晴らしく、

私も同情して涙を流してしまいました



本当の自分をずっと隠してきたアイナーの気持ちも分かりますが、

ゲルダにとってはあまりにも辛すぎます

でもゲルダはアイナーのことを愛してますから、他の男性にアプローチされても

「アイナーはまだ私の夫よ」と断固自分の姿勢を貫きます


なんて素晴らしい女性なんでしょう。

筆者はずっとそんな彼女に拍手を送っていました。


性別適合手術を受けることを決断したアイナーでしたが、

そんな夫も最後まで見捨てず、ずっとそばについていました。


物語の最後は、おつかれさまゲルダ、幸せになってねと思いました。


やはり、タイトルにもなっているだけあって、リリー(アイナー)の方に注目してしまうと思いますが、

私はゲルダがかわいそうで、つよくて、美しくて、そちらにばかり注目してしまいました。

アリシア・ヴィキャンデルに拍手です!



この映画の監督、トム・フーパー英国王のスピーチレ・ミゼラブルにも携わっています


どちらも素晴らしい作品なので、今回の作品の仕上がりにも納得です。

若干リリーを批判気味に書きましたが、とても良い作品でした

 

エディ・レッドメインの女装がなんとも美しすぎる!

スタイルもいいし、仕草も完全に女性だし、相当訓練したのではないかと思います。

俳優さんは大変ですね、ホント尊敬します。


もっと同性愛者や、性同一性障害者への理解が広まるといいですね。




ぜひ皆さんもチェックしてみてくださいね

 

読んでいただきありがとうございます!