365日映画らいふ

洋画を中心に映画レビューを書いていきます

黄色い星の子供たちのレビュー

 

さて、今日のジャンルは戦争でございます。

タイトルは黄色い星の子供たち

 

 

〜あらすじ〜

物語の舞台は1942年、ナチス政権下にあったフランス。

フランス警察によって行われたユダヤ人一斉検挙、「ヴェル・ディヴ事件」を、生存者の証言を基に再現した。

物語は主に犠牲者である少年たちの視点で描かれている。




〜感想〜


ユダヤ人迫害の物語です。

第二次世界大戦時、ナチスホロコーストによって多くのユダヤ人が犠牲になったことは皆さんご存知ですよね。

ライフ・イズ・ビューティフル、アンネの追憶、戦場のピアニストなどの映画を観てきたので、

大体どのような展開になるかは読めました。

ただ、フランスに住んでいたユダヤ人に焦点を当てた映画は初めてでした。

これらの映画すべてに共通するのですが、非道で残酷なシーンがあるので、

観るのがつらいと感じる方もいらっしゃると思います。

ただ私はできるだけ多くの人がこの映画を観るべきだと感じました。

今の時代、特にわたしたち日本人は平和な環境で過ごしているので、想像できないと思います。

過去にどれだけ残虐なことが行われていたか。


おそろしいです。

同じ人間なのに、人種の違いから、差別し、隔離し、殺してしまう。

女だからとか、子供だからなどは関係ありません。

このような出来事が過去に起きていたことを私たちは忘れるべきではありません。

同じ悲劇が繰り返されないように。



人種差別は今もなお根強く残ります。

文化、容姿、言語が異なる人間が共存している限り、

すべての差別を撤廃することは不可能かもしれませんが、

ひとりひとりの意識を変えていくことによって

現状を改善していくことは可能です

人種差別問題について深く考えるためにも、これらのような映画は重要であると思います。



作中、赤十字社で看護師として働くアネットを演じた、メラニー・ロランという女優さんが目に留まりました。

とても美しい方です。

フランスの女優さんで、ユダヤ人の家系に生まれた方だそうです。

おじいさんは実際にナチスの迫害を受けたとか…

この作品に適役の女優さんですね。

黄色い星の子供たちを観た後に、グランド・イリュージョンを観たら偶然このメラニー・ロランが出演していて少し嬉しい気持ちになりました笑

他にもオーケストラ!人生はビギナーズなどの作品に出演しています。

どちらも気になる作品なので今度鑑賞してレビューも書いてみたいと思います。




ジャンレノも出演してて嬉しかったです!

捕らえられたユダヤ人たちの健康を管理する医師として出演していました。

ただ太り過ぎてレオンのときのクールさは皆無でしたけどね笑



それではジャッジに移ります。

黄色い星の子供たち、☆4.3でございます

前述の通り、忘れてはいけないユダヤ人迫害の歴史を垣間見ることができます。

当時の情勢についてわからない人でも、大体理解できると思います。

また同じジャンルのものとして戦場のピアニストも強くおすすめします。

ぜひチェックしてみてください。

 

では読んでいただきありがとうございます